学園長挨拶

愛知という名は「知(ソフィア)」を愛する(フィレオー)」を連想させます。
愛→知と並べればフィロソフィー、哲学です。
哲学は物事を納得し、納得させる合理性の追求ですが、それだけでは空しい。
あえて「愛を知る=愛知」と考えましょう。
自分が愛されていることを大切に思う、そんな生徒たちが本校の夢です。
10代は体も心も急激に変化し、自立心も芽生えます。
親や社会への反抗、反発といった行動も出てきます。
物事に敏感に反応し、喜び、悲しみ、怒り、失望など心が大きく揺れ動きます。
しかし、その不安定さは逆に強い突破力となり、
自己の能力を大きく高めることを可能にします。
皆で足並みをそろえ、集団として力をつけていく従来の日本型教育を否定はしませんが、
事情でそこから離れる学生もいるでしょう。
彼らが一定の時間割のもと、生活のペースをつくり、
余裕のあるカリキュラムを生かし、
自分がしたい勉強、運動、芸術などにより時間をかけられる。
またアルバイトなどで社会経験も積んでゆく。
さらに国内外の広いネットワークを生かし、安全な環境で世界の情勢に触れ、
人間関係を作ることも本校は推進します。
自分の可能性を広げるため、挑戦してゆく。
そんな若者たちを、愛知希望学園がサポートします。
愛知希望学園学園長 遠藤一則
KazunoriEndo